ムツゴロウさんこと畑正憲さんが亡くなられたというニュースに驚きと共に、昔放送されていた「ムツゴロウとゆかいな仲間たち」を懐かしく思った人も多いでしょう。
ムツゴロウさんがやっていた「ムツゴロウ動物王国」ですが、現在はどうなっているのでしょうか?
跡地はどうなのか、場所はどこにあるのか、また北海道の自宅はどこか調査していきます。
ムツゴロウ動物王国の跡地や場所はどこ?
ムツゴロウの現在の北海道の自宅はどこ?
についてみていきたいと思います。
ムツゴロウ動物王国の跡地や場所はどこ?
ムツゴロウ動物王国の跡地は北海道厚岸郡浜中町後静377番地にあります。
現在はLandEdgeという名前となり、カヌー、シーカヤック、自然散策、馬との触れ合いなどが出来る場所となっていて、アウトドアガイドをしています。
ムツゴロウ動物王国自体は今は閉園しています。
LandEdgeホームぺージ
ムツゴロウ動物王国の歴史
ムツゴロウ動物王国は1972年に浜中町にできています。
はじめは道産馬や日本古来の馬の繁殖を計画していました。
ですが馬だけでなく、犬・猫・牛・鶏などがどんどん増えて、500匹以上の動物が飼育されることになっています。
そしてその世話をするスタッフも40人と大きな施設となっていきましたが、ムツゴロウ動物王国は誰でも来れる動物園とは違い、非公開の施設でした。
1980年には「ムツゴロウとゆかいな仲間たち」のテレビ番組が始まります。
この番組でムツゴロウさんは有名人になっています。
約20年間人気番組として続きましたが、ムツゴロウさんの体力的な問題もあり、2001年3月に番組は終わります。
2004年に7月には「東京サマーランド」の中にムツゴロウ動物王国が開園します。
ムツゴロウ動物王国を運営したいという運営会社からの話で、スタッフのみんながOKならということで移転しますが、北海道にはムツゴロウさんと一部のスタッフと動物が残りました。
しかし、東京のムツゴロウ動物王国は集客が伸びずに、わずか2年ほどで運営会社が破綻してしまいます。
2007年11月25日、東京ムツゴロウ動物王国は閉園し、北海道へ戻ることになりました。
東京ムツゴロウ動物王国では、ムツゴロウさん自身はお金を一切もらておらず、保証人になっていたことから3億の借金が残っただけとなりました。
この借金はムツゴロウさんがちゃんと8年かけて返済しています。
番組をやっていた1980年から2000年くらいがきっと一番いい時期だったんでしょうね。
ムツゴロウの北海道の自宅はどこ?
ムツゴロウさんは北海道の中標津に自宅があり、奥さんの畑純子さんと大型犬のルナ、ネコのマヤと暮らしていました。
以前のようにたくさんの動物とたくさんのスタッフといるわけではないんですね。
40年ほど前(2023年時点)にヨーロッパのアカマツで建てた、ログキャビンハウスで自然の中で暮らしていました。
自分の手で飼える範囲の動物だけで、自分が生きていくだけの生活をしていると話していました。
【訃報】「ムツゴロウ」畑正憲さん死去 87歳https://t.co/Jf7Zxlph18
「ムツゴロウ」こと作家の畑正憲(はた・まさのり)さんが4月5日、心筋梗塞のため死去した。87歳。福岡県出身。自宅で倒れ、搬送先の病院で死亡した。 pic.twitter.com/2EPe3MxMAQ
— ライブドアニュース (@livedoornews) April 6, 2023
この自宅は1979年に建てられ、近くにはムツ牧場もあり馬を数頭飼っています。
ムツゴロウとはどんな人だった?
ムツゴロウさんは動物と自然と共存していた人といった印象で、単なる動物好きとは全く違う考えや生活スタイルだったと思います。
ムツゴロウ 本名:畑正憲(はたまさのり)
生年月日:1935年4月17日 福岡県福岡市出身
87歳没
5人兄弟の3番目
ムツゴロウさんは父親が医師だったことから、医学部への進学を希望されていましたが、東京大学理科Ⅱ類に現役で合格し、父に無断で理学部動物学科、動物学を専攻しています。
ムツゴロウさんは大学卒業後の23歳で結婚し、しばらくはサラリーマンの生活を送ります。
北海道に移ったきっかけは、当時3歳だった娘さんが虫に刺されて泣いたことがあって、自分たちの環境とは違い子供たちが自然から離れて育っていることにショックを受けたからです。
自然を身に浴びて生活しなければ、心が育たないのでは?と感じたといいます。
東京にいたころは犬さえも飼えない生活でした。
36歳で北海道に移住しムツゴロウ動物王国が出来ます。
ムツゴロウさんは、もともと執筆活動をしていて、会社を辞める少し前から執筆の仕事も増え、北海道へ行っても執筆の仕事をしていました。
ギャンブル好きな愛煙家
ムツゴロウさんと言えば“ギャンブル”というイメージの人も多いのではないでしょうか?
競馬をやったり、麻雀はプロで九段の腕前を持ちます。
ムツゴロウさんなくなったのか。
あの人麻雀くっそ強いんだよな。— うさ耳な烏帽子鳥 (@ebosidori) April 6, 2023
動物王国の経営を賭け麻雀で支えてたムツゴロウ先生。。。
— たねたね (@chanechane_c) April 6, 2023
麻雀がとにかく強く、徹夜麻雀を得意としていました。
そして喫煙歴は60年で、病気を患ってもタバコをやめることはありませんでした。
病院で吸って看護師さんに怒られています。
とにかく破天荒な人生を送ってきたムツゴロウさん。
自分のやりたいことをやり続けた人生だったのではないでしょうか?
晩年ではYouTubeもやっていました。
高齢でもいろんなことにチャレンジしていたんですね。
ムツゴロウのYouTubeチャンネル「ムツゴロウの656」
まとめ
ムツゴロウ動物王国の跡地や場所はどこか、現在の北海道の自宅はどこなのかについてみてきました。
ムツゴロウ動物王国は現在は閉園となり、LandEdgeというところが敷地を開拓し、アウトドアガイドをしてくれます。
自宅は1979年に中標津町に建てられたログキャビンハウスで、奥さんと犬と猫と暮らしていました。
ムツゴロウさんは動物好きなだけでなく、ギャンブルやタバコも好きというギャップのある一面も持っていましたね。
自分の思うように生きてきたムツゴロウさん。
後悔のない人生だったのではないでしょうか?
ご冥福をお祈りいたします。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。