• Entry List
  • Race Entry
  • Press Entry
  • Login

Facebook

RACE REPORTレースレポート

GLOBAL MX-5 CUP JAPAN 第1戦 スポーツランドSUGO

GLOBAL MX-5 CUP JAPAN 第1戦 スポーツランドSUGO

GLOBAL MX-5 CUP JAPANの開幕戦は山野哲也が優勝

北米仕様のマツダMX-5(ロードスターの輸出名)をベースにした、世界統一スペックによるハイレベルなワンメイクレースの日本シリーズ、GLOBAL MX-5 CUP JAPAN(以下GMCJ)が始まりました。

この開幕戦は「マツダファン東北ミーティング2017 in SUGO」のメインイベントとして4月9 日、宮城県のスポーツランドSUGOでの開催です。GMCJのチャンピオンになると、10月に米国で開催される世界一決定戦への出場権も獲得できます。今回はその世界を目指すグローバルクラスに11台、日本シリーズ独自に設定されたジェントルマンレーサーのためのエンブレムクラスに2台がエントリーしています。

8時半から30分間の公式予選は、途中から雨のぱらつくコンディションとなり、各車20分程度でアタックを終了。ほとんどのマシンがピットに戻りました。この予選で、ライバルを「あっ」と驚かせる奇策を披露したのが56号車の大井貴之です。オープニングラップでタイヤに熱を入れた後で、一度ピットイン。そこで前後のタイヤを入れ替えて、1分36秒592という幻のトップタイムを叩き出しました。ところが好事魔多し。再車検で車重不足が判明して予選タイムがすべて抹消となり、結局は最後尾グリッドからの決勝スタートが認められることになりました。ということで、計測1周目からコンスタントに36秒台を出した7号車の山野哲也が、1分36秒693で開幕戦のポールポジションを獲得することになりました。2番手は5号車の今村大輔の1分36秒928と、ここまでが36秒台です。以下、3番手の740号車・吉田綜一郎、さらに57号車の佐藤考洋/壷林貴也、19号車の吉本晶哉、88号車の村上博幸と続きました。なお57号車はエンブレムクラスでのエントリーのため、決勝レース中に一度のピットインが義務づけられ、2名で参加の場合はここでドライバーを交代します。

決勝レースは、11時50分にローリングスタートが切られました。ここから45分が過ぎ、先頭の車両がフィニッシュラインを通過するとチェッカーフラッグが振られる、少し長丁場のタイムレースです。空模様は一進一退ですが、ほぼドライ路面に回復したため、全車がスリックタイヤを装着してグリッドに並びました。スタートは大きな波乱もなく、序盤から7号車の山野、5号車の今村、740号車の吉田の上位3台がバトルを展開。6周目の終盤、わずかにテールを滑らせた山野の隙をついて今村が7周目の1コーナー進入で首位に立ちます。すると2周後には再現ドラマのように山野が逆転に成功。弱冠20歳の吉田も、序盤はこの2台に食らいついて離れません。ところが実は、最後尾からスタートした56号車の大井が、ヘッドライトを点灯させたまま怒涛のパッシングショーを演じていたのです。オープニングラップで一気に4台を抜いて9位に上がり、その後も次々と前車をかわして、8周目には4位まで順位を上げます。

馬の背やSPコーナーあたりで雨脚が強くなってきた10周目、大井は吉田も抜いて3位に浮上。ここから約8周にわたって抜きつ抜かれつ、今村との壮絶なバトルが続きました。一方、この間に少しだけリードを広げたのが山野。20周終了時点では4秒に近いマージンを築きます。しかし18周目、今村のコースオフで2位争いに決着を付けた大井は、ここから一気に山野を追い詰めていきます。その差は22周終了時点で1.420秒、さらに23周で0.162秒と、まさにテールtoノーズ状態となりました。と、このあたりから山野は明らかにコーナーの走行ラインを変えてきます。レインボーからハイポイント、さらに馬の背からSPコーナーで、いわゆる「アウト・ミドル・アウト」を通ります。それでも直後の大井は、ガラ空きとも思えるインには飛び込んで来ません。全ポストでオイルフラッグが出されるフルウエットコンディションになり、百戦錬磨のベテランドライバーふたりには、限界ギリギリで走れるラインは1本しかないことがわかっていました。規定の45分が過ぎ、チェッカーフラッグを受けた山野と大井とのギャップはわずか0.128秒でした。続く3位には、今村が入ってポディウムを死守。以下、4位に吉田、5位に88号車の村上、6位に21号車の高田と続きました。なおエンブレムクラスは、33号車の加藤仁/藤田一夫のみが完走して見事に優勝となりました。

映えある初のGMCJウィナーとなった山野さんは、「ウエットに切り替わってからは正直、チェッカーが待ち遠しいレースでしたが、昨晩も一番遅くまでサーキットに残って頑張ってくれたチームが背中を押してくれたと思います」とコメントしました。また、文字どおりに大いに盛り上げた大井さんは、「前を走っているのが山野選手じゃなかったら、僕が一番高いところに立てたかなと思います。真剣勝負のバトルがたくさんできて、楽しいレースでした」と振り返ります。今村さんは、「後半勝負と思っていたのですが雨で目論見が外れ、最後は少し守りに入ってしまいました。でも一度はトップを走れたことで、今後につながる開幕戦になったと思います」とリベンジを誓っています。エンブレムクラスで優勝した加藤と藤田の両名は、「予選から何度かスピンして、クルマも傷つけてしまいましたが、なんとかチェッカーを受けることができました。次はドライで戦いたいですね」と語りました。

GMCJの第2戦は、ゴールデンウイークの最終日となる5月7日のワンデーで予選・決勝とも開催されます。その舞台はF1日本グランプリでもおなじみの三重県の鈴鹿サーキットとなります。

第1戦 公式予選

  • 参加台数:13台

  • 出走台数:13台

  • スポーツランドSUGO
    (3.704256km)

  • 2017.04.09
  • 天候:雨
  • コース状況:ウェット
順位 車番 クラス ドライバー チーム 車名 タイム トップ差
1 7 GL 山野 哲也 CABANA Racing CABANA Racing MX-5 1'36.693 0.101
2 5 GL 今村 大輔 KIMInternational T-MAN BROS oil MX-5 1'36.928 0.336
3 740 GL 吉田 綜一郎 KOTA RACING CircuitWOLF&KOTAMX-5 1'37.319 0.727
4 57 EM 佐藤 考洋 Team "Be a racing driver" Tipo MX-5 1'37.576 0.984
5 19 GL 吉本 晶哉 バースレーシングプロジェクト(BRP) BRP★NUTEC MX-5 1'37.656 1.064
6 88 GL 村上 博幸 村上モータース ロードスターPROSHOP村上モータース 1'37.869 1.277
7 84 GL 桧井 保孝 HM RACERS HIROSHIMA MAZDA MX-5 1'38.154 1.562
8 21 GL 高田 匠 OVER DRIVE Odula MX-5 CUP 1'38.382 1.790
9 36 GL ワッパヤ KOTA RACING KENWOLF&KOTA-R MX-5 1'39.390 2.798
10 8 GL DAISUKE NILZZ Racing 感動創造松永建設DIJON拓磨MX-5 1'39.393 2.801
11 15 GL 神取 彦一郎 NILZZ Racing NILZZ Racing ワコーズMX-5 1'40.698 4.106
12 33 EM 加藤 仁 / 藤田 一夫 CLUB ZONE ROUGE CZR RACING MX-5 1'52.730 16.138

決勝リザルト

  • 参加台数:13台

  • 出走台数:13台

  • スポーツランドSUGO
    (3.704256km)

  • 2017.4.9
  • 天候:雨
  • コース状況:ウェット
順位 車番 クラス ドライバー チーム 車名 トータルタイム トップ差 ベストタイム ラップ
1 7 GL 山野 哲也 CABANA Racing CABANA Racing MX-5 46'30.977 - 1'38.142 27
2 56 GL 大井 貴之 Team "Be a racing driver" ベストカー MX-5 ベストカー MX-5 46'31.105 0.128 1'37.121 27
3 5 GL 今村 大輔 KIMInternational T-MAN BROS oil MX-5 46'49.076 18.099 1'37.121 27
4 740 GL 吉田 綜一郎 KOTA RACING CircuitWOLF&KOTAMX-5 46'50.626 19.649 1'37.121 27
5 88 GL 村上 博幸 村上モータース ロードスターPROSHOP村上モータース 47'25.202 54.225 1'38.412 27
6 21 GL 高田 匠 OVER DRIVE Odula MX-5 CUP 47'51.134 1'20.157 1'38.525 27
7 36 GL ワッパヤ KOTA RACING KENWOLF&KOTA-R MX-5 47'53.586 1'22.609 1'38.525 27
8 84 GL 桧井 保孝 HM RACERS HIROSHIMA MAZDA MX-5 48'03.384 1'32.407 1'39.469 27
9 15 GL 神取 彦一郎 NILZZ Racing NILZZ Racing ワコーズMX-5 47'04.874 1Lap 1'41.316 26
10 33 EM 加藤 仁 / 藤田 一夫 CLUB ZONE ROUGE CZR RACING MX-5 48'20.872 5Lap 1'47.883 12